【着物の着崩れの原因&防止法】自分でできる簡単な直し方も伝授!
着物を着ると、背筋もシャキッといつもより凛とした気分でお出かけできるもの。
しかし皆さんは、「着崩れ」で悩んだことはありませんか??
せっかく綺麗に着付けても、シワや崩れが酷くなると美しい姿も台無しに…
今回はそんな「着崩れの原因と防止法」そして「自分でできる簡単な直し方」について紹介します。
ちょっとしたポイントに気を付けるだけで、着物は格段に崩れにくくなります。
浴衣にも応用できますので、ぜひ参考にして頂ければ嬉しいです。
◆着物が着崩れする原因は??◆
着物が崩れる原因には様々なものがありますが、大きく分けると以下の3点になります
①補正がしっかりできていない
②歩き方や所作が大きすぎる
③腰紐がきちんと締まっていない
和凛で着付けをする場合、①③に関してはできるだけ崩れにくくさせて頂いております。
しかしご自分で着付けをする場合、慣れないうちは「苦しくならないように」と控えめに締めている方も多いよう。
また洋服を着ているときと同じように動いてしまうとどうしても崩れやすくなってしまいます。
これら①~③はどのように対処すれば着崩れしにくくなるのでしょうか。
◆ちょっとした工夫で大きく変わる!着物や浴衣の着崩れ対処法◆
まず①の《補正》について。
和装はできるだけ「寸胴」に補正することで格段に崩れにくく、また美しく着こなすことができるもの。
なだらかに弧を描くスタイルは女性らしい素敵なボディラインですが、着物や浴衣を着るときはその凹凸をできる限り少なくすることがポイントです。
ご自分で着付けをされる際はタオルを使っても良いのですが、「補正パッド」が簡単でおすすめ。
こちらは気になる部分に巻き付けるだけでOKの、初めての方にも扱いやすいとても便利な商品です。
長く愛用できるもですので、美しく崩れにくく着こなすためにひとつ持っていると重宝すると思います。
次に②の歩き方や所作について。
きちんと着付けているのに「衿が開いてくる」「裾が広がる」というのは動作が少し大きすぎるのかもしれません。
着物や浴衣のときの歩き方は、少し内股気味に歩幅を狭くするのが崩れにくくするポイント。
そしてできる限り腕を肩よりも上にあげないことや、無理に上半身をひねらないことも大切です。
姿勢は肩を落とし、上から釣られているように背筋を伸ばしましょう。
これらの所作は身に付いていると崩れを防ぐだけでなく、着物姿をより一層美しくみせてくれます。
普段より少しだけ動きを控えめにし、時間がたっても崩れないラインを手に入れてください♪
最後に③の腰紐の締め方について。
ここがしっかり締まっていないと裾が下がってきたり、帯が落ちてくる原因になります。
ぎゅっと締めると苦しいのでは?と思う方もいらっしゃいますが、ポイントを押さえて締めれば苦しくなることはありません。
腰紐を結ぶ位置は「腰骨の上から臍までの間」が基本。
何度か着ているうちに一番しっくりくる場所が見つかると思いますので、その部分をきゅっと締めましょう。
逆に胸紐はしっかり締めすぎると息が苦しくなります。
衿の崩れが気になる方は「コーリンベルト」というゴム状の紐を使用すると、苦しさもなく綺麗に着て頂けますよ。
和凛でもコーリンベルトを使用しております。
◆自分でできる簡単な着崩れの直し方◆
どんなに着付けや動きに気をつけていても時間と共に崩れてくることはあります。
そんなときはこんな方法でさっとお直しをしてみてください。
①衿元のゆるみ
衿元の緩みを直すときは、身八つ口に手を入れて衿を引っ張ります。
このとき胸元にも緩みがある場合は、最後に前側のおはしょりを下に引っ張ってください。
衣紋が詰まったことによって衿が緩んだ場合は背中の真ん中を下に引っ張り、もう一度衣紋を抜いてみましょう。
②背中や腰のゆるみ
立ったり座ったりすると背中や腰にゆるみができやすいもの。
そんなときは背中側のおはしょりを下に軽く引っ張ってみてください。
これだけですっとした背面を取り戻すことができます
③裾が下がる、身ごろがずれる
まず真っ直ぐ立った状態で身ごろのずれを直し、下がってきた部分をおはしょりの下に入れこんでください。
後ろも同様にし、裾の長さを整えます。
裾が下がったまま歩くと踏んでしまって修復不可能になることもあります。
気付いた時点で早急に応急処置をし、後からお化粧室できちんと直しましょう。
④おはしょりが崩れた
おはしょりが大きく出すぎてしまうことは、浴衣でよくあることですよね。
そんなときは出すぎている部分を帯の下に入れこんでください。
このときはきちんと縫い目を合わせ、シワにならないように丁寧に行うことがポイントです。
⑤帯が下がってくる
帯が緩んで下がってしまったときは、タオルを折り畳んで帯の下に挟み込みましょう。
厚みを出すことによって締まりがしっかりします。
慣れている方は帯締めも結びなおせるとなお良いですが、無理をして修復不可能になりそうなときはタオルが見えないようにぐっと入れ込むだけでOKです。
◆男性の着崩れ「帯が上がる」ときの対処法◆
男性は「腰で履く」と言うほど帯の位置が重要です。
女性のように帯が上にあがってしまうと貫禄もなく少し残念な印象になってしまうので、帯は常に腰の位置をキープしてください。
直し方は、サイドの帯を両手でつかみぐっと下に引き下げます。
ここに気をつけるだけで一層かっこよく着こなせますので意識して整えるようにしてくださいね。
◆着物や浴衣の着崩れまとめ◆
いかがでしたか??
着崩れを防止するためには「体型に合わせた補正をする」「腰紐をしっかり締める」そして「所作を小さく上品にする」ということが大切です。
動きを少しだけおしとやかにするだけで、着崩れも防げて粋に見えるのでぜひ身につけてみてください。
また、どんなに気をつけていても一日着ていれば多少崩れることはあるものです。
そんなときも決して焦らず適切な処置をすれば、着物や浴衣は凛とした姿に蘇ります。
和凛で着付けをする際も、着崩れに関してアドバイスすることが可能ですのでぜひ気軽にご質問ください♪
ほんの少しのポイントで着物や浴衣はもっと美しく、気軽に着て頂けるもの。
ぜひ今回紹介した着崩れ防止法をチェックして、和装のおしゃれを素敵に楽しんでください。
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