まだ、間に合う!自分で簡単にできる浴衣の着方を分かりやすく紹介

花火大会や夏祭りファッションの定番「浴衣」。夏のイベントでは浴衣を着ることが一番の楽しみという方も多いのではないでしょうか。
和凛でもこれからの時期レンタル浴衣は特に人気で、毎年たくさんの方にご好評頂いております。
その中でも高級浴衣レンタルプランは、着用した浴衣をそのままプレゼントしているので「自分で着付けをしてみたい」というお客様も増えてまいりました。

和凛の浴衣プランはこちらから>>

そこで今回は「初めてでも簡単にできる、浴衣の着方」をご紹介したいと思います。

和凛ではブライダルで活躍する経験豊富なスタッフ
・「長時間着ていても苦しくない」
・「着崩れしにくい」
・「見た目も美しい」
というプロならではの着付けをしております。

しかしちょっとしたお出かけのとき自分でさらっと着られればもっと浴衣を身近に楽しめますよね♪

流派や先生によって多少着方は異なるので、ここで紹介するのはあくまでも一般的な着付けの方法です。
ポイントさえ押さえれば誰でも簡単に着られるので、皆さんもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

◆浴衣の着方◆


⓵浴衣に袖を通す。前中央で左右の共衿をそろえ、背縫い線が背中の中心になっているか確かめる。

⓶衿先から手幅ひとつのところを持ち、裾を上げる。徐々に裾を下ろし、裾線を決める。裾線をキープしつつ、左前になるように浴衣を合わせる。
(ポイント:裾線はくるぶしの高さ。浴衣の裾の前(つま先)を7センチ程上げる)


⓷腰ひもをあて、後ろで交差したらぎゅっとひと締めし、前にまわして結ぶ。ウエストまわりのシワをサイドに寄せ、シワを整える。

⓸身八つ口から手を入れ、前後のおはしょりをおろす。


⓹襟元を整える。後ろは衣紋を握りこぶし一つ分抜く。前はのどのくぼみあたりで交差する。

⓺腰ひもをしめる。前と後ろ、脇のしわを整える。伊達締めをしめる。

◆「文庫結び」のむすびかた◆


⓵帯の“手”を胴幅の長さ分とる。半分に折り、手に続くたれの部分を三角にひろげ、体の中心にあてる。

⓶“手”を肩にあずけ、帯を胴に2周巻く。中心で半幅になるように斜めに折り上げる。


⓷“手”をたれの上におろす

⓸“手”を上、たれを下にしてひと結びする。結び目のきわをしっかり開く。

⓹“手”を肩にあずけ、たれを胴幅に折りたたみ、羽根をつくる。


⓺羽根にかぶせるように“手”を上からおろし、“手”を羽根の間にできた輪に通す。

⓻引き出した“手”を帯の内側にしまう。時計回りに帯を後ろに回す。帯板を入れて完成。

※着物(浴衣)用語
「衿先」…浴衣の衿の先端(ウエストあたりにくる部分)
「手幅」…手を広げた時の親指から小指までの幅
「身八つ口」…浴衣の脇のあいている部分
「衣紋」…後ろの衿(うなじ)部分
「胴幅」…ウエストの右から左までの幅
「手とたれ」…帯の両サイドをそれぞれ“手”と“たれ”と言う。画像の「文庫結び」場合、たれが羽根(リボンの部分)になり、手が中心部分になる

いかがでしたか?
今回紹介した浴衣の着方は最も簡単な方法なので、数回練習すれば誰でも簡単にできるようになると思います。
しかし、浴衣を粋に着こなすためには全体のバランスを見て帯を締めたり、崩れにくい着付けをすることが大切です。

何度やってもすぐに着崩れしてしまうという方は、一度プロにアドバイスを受けると劇的に改善するかもしれません!

和凛にはお客様それぞれの体型や要望に合わせた着付けをするプロフェッショナルが揃っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

夏の女性をより素敵に見せる浴衣。皆さんもぜひ自分でできる着付けを覚えてもっとたくさんのシーンで楽しんでくださいね♪

参考ページ|イラスト&文:したらたらこ http://sstarako.web.fc2.com/